自律神経失調症に効果的な薬とは?症状に合わせ医師に相談しよう
自律神経失調症は病院を受診して薬による治療を続ければ改善される病気と言われています。どんな病気なのでしょうか?
要チェック項目
□交感神経と副交感神経のバランスが崩れると自律神経失調症になりやすくなります□原因は生活習慣の乱れやストレスです
□普段の生活習慣を見直し改善しましょう
自律神経とは?
人間が生きていく上では欠かすことのできない働きをしてくれます。自律神経は交感神経と副交感神経に分類されています。
交感神経
主に日中など、身体が活発な時に働きます。興奮状態や緊張状態など人間にストレスがかかったときに働いています。副交感神経
主に眠っているとき、休んでいるときなど体がリラックスしているときに働きます。この2つの神経がバランスよく私たちの身体をコントロールしてくれるおかげで健康状態を保つことができるといえます。
自律神経の乱れによる自律神経失調症
原因
昼夜逆転の生活をすると生活リズムが乱れ、自律神経失調症になりやすいと言われています。夜のお仕事をされている方、夜間勤務が日常の方は注意が必要です。過度なストレスによっても病気を引き起こします。ストレスをため込みやすい方は陥りやすいです。またこのストレスというのは精神的なものだけでなく、身体的なものも考えられます。
例えば、暑い、寒いといったような体感温度に関するものもストレスに相当します。季節の変わり目には身体的なストレスがかかりやすいです。
また、これは女性に限定しますが、ホルモンバランスが崩れると自律神経に影響がでるといわれています。
症状
頭痛、食欲不振、便秘、下痢、疲れが取れないなどの症状が現れます。ひどいときはめまいや、耳鳴りも起こります。うつ病とはちがうのか
自律神経失調症は主に体に症状が出てきます。その後、心に負担がかかり、うつ病になります。実は自律神経失調症の延長線上にうつ病があるのです。
自律神経失調症を放っておくと悪化してうつ病になる可能性があるので早めに治療をしていく必要があります。
自律神経失調症の治療薬にはどんなものがあるのか
まずは、生活習慣を見直し、改善していく必要があります。生活の質を上げ、薬を上手く活用すればより早く治すことができるかもしれないので参考にしてください。
病院を受診するとその人の症状に合った薬を処方してもらえます。多くの種類があるので医師にはなるべく詳しく自分の現状を話すようにしましょう。
自律神経調整剤
名前の通り、自律神経を調整し、交感神経と副交感神経のバランスの乱れを改善します。漢方
比較的安全だといわれる漢方。抑肝散というイライラをおさえる薬があります。女性ホルモン剤
女性はホルモンバランスがくずれると自律神経失調症に陥りやすいと紹介しました。そのホルモンのバランスを調整してくれるお薬です。抗不安薬
安定剤ともいわれます。精神的な不安を取り除く作用があります。自律神経失調症を薬以外で緩和する方法
薬に頼らず病気を改善する方法はたくさんあります。まずは原因をつきとめることから始めましょう。
規則正しい食生活をしていますか? 休みはしっかりとっていますか? ストレスをため込みすぎてはいないですか? 原因をつきとめ、改善していくことが必要です。
自律神経を整える食事
食生活の乱れによってこの病気に陥る人も少なくありません。身体的なストレスがかかるからです。バランスのとれた食生活を心がけましょう。ビタミンやカルシウムが良いとされています。普段の食事に果物やチーズをプラスしてみると効果的だといえます。
リラックス効果のあるアロマ
いい香りのするアロマを玄関や部屋に置いておくとリラックス効果があります。お風呂をシャワーだけで済ませている方はたまには湯船につかり、入浴剤などのアロマで癒されてみてください。軽い運動
ジョギングやウォーキング、ストレッチなどの軽い運動を心がけるのも良いかもしれません。心と体のストレスをリフレッシュしましょう。生活習慣の改善で自律神経のバランスを整えよう
バランスの乱れは生活習慣を改善することで整うといわれています。放っておくとうつ病になるともいわれているので、身体に異変が生じた方は一度病院を受診するのも良いかもしれません。
(監修:Doctors Me 医師)