子どもの発達障害、きちんと理解できている?

こちらの記事は古く、現在の当団体の方針とは大きく異なる内容である可能性が高いですのでご注意ください。

今回の内容はギフテッドのことではありませんが、症状や傾向に似た部分もありますので、お子さんの様子を見ながら参考にしてみてください。

新聞やテレビなどで、取り上げられることが多くなった「発達障害」。 多くの人がこの障害を知るようになったことで、自分ももしかしたら…と精神科を受診する方も多くなっているとか。

いたずらに恐怖心や不安感を抱かないためには、正しい知識を身につけることが大切です。

そこで今回は、そんな発達障害について医師に解説いただきました。

 

発達障害か否かは産まれたときに決まっていた!?

発達障害とは、生まれつき脳に機能障害があり、それにより発達に遅れや大きなばらつきが見られるものをいいます。
中には、何らかの知的障害や精神障害を合併しているケースもありますが

大きな特徴としては

「先天性の障害」
「生涯症状が続く」
「症状が成長の過程で顕在化してくる」

という3つが挙げられます。

ここで大切なことは、あくまで生まれつきの脳の障害であって、その子の性格やしつけ、生活環境などは、発達障害の有無や症状の重さ・軽さに影響はないということです。

発達障害、3種の分類

ひと口に発達障害といっても、その症状の出方や傾向には人それぞれ違いがあり、それらは以下の3つに分類することができます。

1:広汎性発達障害
自閉症、アスペルガー症候群、トゥレット症候群などが含まれ、対人面や社会性に問題があること、こだわりが強いことが特徴です。行動がパターン化しやすく、時にひとつの分野にとても優れた能力を発揮する方もいます。
上記の中で、よく話題になるアスペルガー症候群は、知的障害はないものの、興味の方向性や人とのコミュニケーションに障害をもつタイプです。

2:学習障害(LD)
多くは知的障害がないにも関わらず、読み・書き・計算・人の話を聞くといった学習能力のひとつないしひとつ以上を極端に苦手とする障害です。
学校では特別なサポートを必要とすることが多くなります。

3:注意欠陥多動性障害(ADHD)
じっとしていられない、集中力がない、周囲の状況を見ないで(善悪の判断をせずに)行動してしまう、といった特徴をもつ発達障害の一種です。
障害と正常個性の境界が時に難しいことがあります。

 


医師からのアドバイス


いずれのケースも、診断名がついていたとしても症状や日常生活の障害程度はさまざまです。周囲への不適応による不登校や、うつ病の発症なども高確率に見られますので、社会全体で適切な援助と理解をしていきたいですね。

その他にも、この時期の子どもから見逃してはいけない兆候が、ぜんそくの兆候になります。
【こどものぜんそく】チェック

 

 

ADHDとギフテッドの具体的な違いについては、また別の記事でご説明いたします。

 

 

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