周りから理解されないというのはどういうことなのか。

こちらの記事は古く、現在の当団体の方針とは大きく異なる内容である可能性が高いですのでご注意ください。

こんにちは。

現役外科ドクターの佐藤愛です。特性としては高IQとASDとADHDがあります。

 

ギフテッドとしての経験や考えたことを書こうとしましたが、

いざ書こうとすると中々難しいものですね。

 

こういう特性なので、自分が個性的だという自覚はあり、

考えや気持ちを理解してもらうのは難しいと感じています。

 

客観的な事実を説明するのは比較的得意なのですが、自分の内面を含めてとなると、

自分が意図するように伝えるのは難しいことが多いです。

 

そんな私なので、あまり自分のことについて話をするのは得意ではなく、

自分独自の考えが出てきても、話しても理解されないだろうと思って話すのをやめることが殆どです。

 

以前は、そうして話すのを諦めているうちに、

色々考えすぎて動けないのは結局考えていないんじゃないかとか、

人に理解されそうにもない考えはそもそも誤りなんじゃないかとか、

自分の内面の存在自体を否認する方向に行ってしまうことがありました。

 

でもそう考えると、それを否定してくれる理論には出会えず、本当に救いがありません。

なので、最近は誰かに理解してもらえなくても、私の内面はちゃんと存在していると、自分に語りかけるようにしています。

 

さて、自分の話が理解してもらえないという話をすると、

大抵あなたの話し方が悪いんじゃない?という流れになります。

 

確かにそうかもしれないけど、

一方で私にそう言ってくる相手も『理解してくれない』人なので、

そう解釈するのは当然なのではと思っています。

 

私は自分の話がちゃんと筋が通っているか検証しながら話しているつもりだし、

どうしようもなくなって文字に起こした時も自分が意図した通りの意味は成しているように見えるので、

どうすれば伝わるのか途方に暮れてしまいます。

 

でもごく稀にではあるけれど、

自分の話を話した通りに理解してくれる人に出会うことがあります。

 

こんな私なので人と話す時は、話しながらどこまで理解してもらえているか、

予想しながら話す癖があります。

その中で、これは理解されないかなという話をしても、

理解しているとしか思えない返事をしてくれる人がいます。

 

偶然かなと思っても、その人の印象は次に話した時にも再現性があるので、

理解してくれているんだろうなあと思います。

 

そういう人が存在しているので、

私は多分ちゃんと自分では意図する通りに話していると考えていることにしています。

 

さてここまで、ちゃんと伝わりましたでしょうか?

ちなみに、先程書いた通り、私は書いたことがちゃんと伝わるかどうかは気にしているのですが、

この内容に関しては、どう表現しても伝わるという勝算になりませんでした。

 

なので一番伝えたいことだけもう一度。

 

私は多くの人と話が合わないけど、私の思考が完全に破綻している訳ではなく、

考え方やその内容がとても個性的なのだと思うことにしてます。

その根拠は、たまにではあるけれど、理解してくれる人にも出会えることがあるから。

 

本当に間違っていたらそんなことも起こらないはずなので。

 

最後にもう一度質問しますが、

今回の私の話、ピンと来てくれた人はいるでしょうか。

 

周りからの理解や共感を得られないところから、

自分の存在について確信を失いそうになっていた、

あるギフテッドのお話をしてみました。

 

ちなみに私の中では、

今回の話をして、分かってもらえる可能性は5%程度かなと思っています。

そして共感してもらえる可能性は1%未満と見積もってます。

 

もしうっかり共感してしまった人がいたら、いつか会ってお話してみたいです。

では!

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